映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』予告編 (01:16)
究極のサーカスとも言われるシルク・ドゥ・ソレイユのTV放映は今までにもいくつか見てきたのですが、移動公演で道化師の世界の物語を見せる『コルテオ』がいちばん好きです。
シルク・ドゥ・ソレイユの特徴は、ファンタスティックな舞台装置にストーリー性のあるパフォーマンス。演奏されるオリジナル曲の数々には、どことなくプログレッシブ・ロックのテイストもあるように思います。
今回の映画には登場しませんでしたが、綱渡りっぽいパフォーマンスも、シルク・ドゥ・ソレイユになると、ロープの上で展開されるドラマティックなストーリーが味わえます。
そういえば、ロンドン・オリンピックの閉会式で「Wish You Were Here」の演奏中に行われていた、燃える人(等身大の人形)との握手シーンで終わるタイトロープ。あれも、シルク・ドゥ・ソレイユを連想させる見事なパフォーマンスでした。
Photo: www.neptunepinkfloyd.co.uk
映画を見終わってからわかったことなのですが、パフォーマンスはラスベガス公演の『O(オー)』『Kà(カー)』『Love』を組み合わせたもので、独自のストーリーが作られています。『O』『Kà』ではオリジナル曲ですが、映画の後半を占めている『Love』はビートルズナンバーを使用するので、サーカスというよりも長いPVを見ているような感じ。マジカル・ミステリー・ツアーの映像みたいな作り方をしているところもあって、楽しい夢の世界でした。
『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』
ビートルズナンバー
Blackbird
Octopus's Garden
Lucy in the Sky with Diamonds
Being for the Benefit of Mr. Kite!
Get Back
While My Guitar Gently Weeps
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
All You Need Is Love 他にもあったかも…
イントロ使用
A Hard Days Night
Glass Onion
Blue Jay Way 他
ラスベガス公演『Love』の使用曲は30曲前後(公演の時期によって多少の変動があるようです)。
サウンドトラック盤の曲目
http://en.wikipedia.org/wiki/Love_(The_Beatles_album)
Cirque De Soleil - Help & Lucy in the Sky with Diamonds(in Las Vegas) (03:29)
Lucy…ビートルズナンバーでは個人的ベスト3に入る曲です。
Cirque Du Soleil - Octopus's Garden(ラスベガス公演) (03:19)
Lucy…と同じく映画でもこんな感じの映像で、このシーンがいちばん印象に残りました。
『Love』ラスベガス公演紹介+ビートルズの映像
Cirque Du Soleil The Beatles In Love Complete 1/6 (10:00)
http://youtu.be/txzC0Y35T6M
Cirque Du Soleil The Beatles In Love Complete 2/6 (10:00)
http://youtu.be/TOKAtrcHQas
Cirque Du Soleil The Beatles In Love Complete 3/6 (09:59)
http://youtu.be/PhECSfr2SU0
Cirque Du Soleil The Beatles In Love Complete 4/6 (09:59)
http://youtu.be/6QvPj97FRNk
Cirque Du Soleil The Beatles In Love Complete 5/6 (09:59)
http://youtu.be/1r_v1rFbEpY
Cirque Du Soleil The Beatles In Love Complete 6/6 (01:12)
http://youtu.be/Vwk-jkak9dU
映画『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』で7つの夢物語のヒロインをつとめるのは、シルク・ドゥ・ソレイユで10年間活躍したエリカ・キャスリーン・リンツ。『麗しのサブリナ』の頃のオードリー・ヘップバーンを思わせる、可憐なひとでした。
白いワンピースドレスの彼女が恋をするサーカス団の男性も白いコスチュームで、映画のラスト近くでは、この二人が空中を舞うパフォーマンスが続きます。
そのシーンでふと思い出したのが、ローラン・プティ振付の『ピンク・フロイド・バレエ』でした。
バレエですから、アクロバティックなサーカスとはまったくちがう次元なのですが、人間の体のしなやかな美しさで魅了するというところでは、どこかに接点があるような気もします。


