アンソニーの影響 | ソロ・ベーシスト奥田治義のblog

ソロ・ベーシスト奥田治義のblog

セカンドアルバム好評発売中です!

アンソニー・ジャクソンという、スーパースターひしめくニューヨークでも、ファースト・コール・ミュージシャンとして、多くの人から尊敬を集めるベーシストがいますね。

僕は特に彼の影響を受けたとは思わないのですが、それでもやはり尊敬に値する、素晴らしい音楽家であると思います。

彼はスラップ(弦を叩きつける奏法←乱暴な括り)をやりません。

指かピックです。

僕には彼の拘りがとても良く分かります。

アンソニー・ジャクソンにとっては、スラップは必要ない音であり、表現方法なのです。

昔、アンソニー・ジャクソンのあの巨大な6弦ベースと、彼が使用していたベースアンプ(重量が70キロ!)を1週間、毎日試奏したことがあります。

全く良い音がしませんでした。最初の6日間は。

そして最後の日、漸くちゃんとした音を出すことが出来ました。

その音の凄さたるや!

なんと表現したら良いのか。
重低音とか、抜けが良いとか、そんな月並みな表現では表すことが出来ない、なんとも味わい深い音でした。

その楽器屋さんの店主によると、その楽器とアンプを鳴らせたのは、後にも先にも僕だけだそうですが。

結局、購入には至りませんでした。

僕はコントラバス(現在も使用している、ドイツ製のオールド)を選択したからです。

今、僕のフォデラが回路を全て取り去っていることと、アンプがPJBとバーガンティーノの組み合わせで、床から浮かせてセットしているのは、あの経験があったからです。




あの1週間の経験が無ければ、現在の音には到達していないでしょう。

そういう観点では、僕もアンソニー・ジャクソンから大きな影響を受けている、と言うべきです。