独奏楽器として。 | ソロ・ベーシスト奥田治義のblog

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今日はジョン・ケージのピアノ曲を聴いています。
雨が降っています。
気温も昨日までとは違って、少し肌寒さも感じます。



写真は僕の愛器です。

普通の4弦、24フレットです。
つまり最低音がE、最高音がGです。

これを35フレットつまり最高音をG♭くらいまで延長したいと思っています。
36のGまででもいいんですが。

「じゃあ5弦でいいじゃないか。」

ダメなんです。

奇数弦は楽器の音響学的な観点から、楽器として成立しないので。
(理由はまた別の機会に。)

最低音のEから5オクターブをその音域として持てれば、音楽的な表現力が上がります。

バッハの無伴奏を弾いている方がいれば分かりやすいと思いますが、一番プレリュードの一番上のGは24フレットの場合、指板の先端になります。

すると、音質が全く変わってしまいます。

理由は簡単です。

指板が無いので、指板の音がしなくなるからです。

これはとても重大な問題です。

なにしろ演奏者の意図しない音質が出てしまうのですから。

そこで音楽の質が変わってしまう。

これはとても重大な問題です。

そしてこんなことに拘るのは、僕がエレクトリック・ベース(僕がいうエレクトリック・ベースはフレットレスのことを指します。フレット付きベースは、僕にとって最早別の楽器です。)の独奏楽器としての可能性を追及しているからです。

しかし、通常のエレクトリック・ベースで35~36フレットを備えた楽器はありません。

楽曲の普遍性を鑑みた時、それは大変な妨げともなります。

さて、どうしたものでしょう。