
写真はバッハ作曲「無伴奏チェロ組曲第1番 プレリュード」の冒頭の音型を押さえた時の左手です。
この場合は分散和音をG線とD線で弾くので、多少指が立っていますが、なるべく指の腹で弦を押さえます。
その他の単音で弾く時は、殆どの場合、指の腹で押さえます。
何故なら、その方が良い音がするからです。
理由はいろいろ有りますが、手っ取り早く言うと、弦の振動を殺さずに、楽器の隅々までその振動を行き渡らせるからです。
指を立ててしまうと、強く押さえることになり、楽器の振動を殺してしまうので、とても詰まった音になります。
また、左手に力が入るので、自然と右手も力んでしまって、悪い影響を与えることになります。
写真では親指まで使って弦を押さえた状態ですので、ネックを握ることは出来ません。(当たり前ですが。)
このように、ネックを握らない、強い力で押さえ付けないことが良い音をさせることに繋がります。
よく、指を立ててしっかりと押さえましょう!みたいなアドバイスをする記事を見かけたり、実際にそんなことをおっしゃる先生もいるようですが、やれやれ…です、全く。
まあ、勘違いと耳の悪さから来る間違いなんでしょうけど…。
やれやれ…。