この1年くらいシェーンベルク以降の音楽に中々の影響を受けていて、特にジョン・ゲージと武満徹の考え方というか精神性というか、とにかくそうしたものによく触れています。

そういう時期にアルバムを制作しているので、中にはその影響が如実に現れた楽曲もあったり。
或いはドビュッシーなんかに対する親近感や、King Crimsonへの憧れだったり。
もちろん、耳障りの良い楽曲もありますけれど。
ただ、ベーシストが作るソロ・アルバムとして、よくあるモノは作りたくなかった、というのは最初から強く思っていました。
所謂特殊なモノ、悪い言い方をすると「色物」的なモノにはしたくなかったのです。
ベースという楽器の特徴を出しながら、なおかつその特徴に飲み込まれることの無いようにするという、ちょっと禅問答のようなことになりますが、そういうベースという楽器に甘えないものにしたかったのです。
ベーシストのソロ・アルバムというとある類型から抜け出せないモノが多くて、僕は殆ど聴けないのですけれど、そういうアルバムにはしたくなかった。
そしてピアノの独奏曲、サックス4重奏は言わずもながなのですが、これらはドビュッシーやライヒの影響を感じます。
それもベース、或いはベーシストのソロ・アルバムではなくて、僕という人間の作品を作りたかったことに他なりません。
さて、来週に最後のレコーディングをして、それからじっくりとミックスします。
発売は夏頃の予定です。
是非買ってください。