月明かりが輝く夜空。
行き交う渡り鳥の群れ。
渡り鳥の鳴き声に呼応するかの様に、
地上の野生動物も僅かに鳴き声を上げていた。
雄物川でのリバーシーバスも最終戦を迎えている。
釣れても釣れなくても最後の雄物川にしようと、
そっと川面へ踏み入れる。
予想はしていたが、ここまで水温が低下しているとは思わなかった。
3か所ポイントを回ったが、
もちろん落ち鮎はどこにも見つからず、
冷たく張り詰めた空気の中をキャスト音だけが鳴り響いた。
下流域に足を延ばせば、まだチャンスはあるかもしれないが、
今回の釣行にて2019シーズンの雄物川リバーシーバスを終える事とした。
