今仕事が終わり、家で一息ついているところだ。今日の仕事も昨日と同様大変なものだった。このアシスタントコーチの仕事をバイトととして始めて約四ヶ月が過ぎ、いよいよ新たなステップへと駒を進めるときが来た。 今までは最初のレッスン開始時の挨拶は正コーチによるものだったが、これからは少しずつ僕自身も行うようになってきた。レッスン内容も自分で考える機会が多くなった。それぞれレベルが違う生徒に対してどのようなメニューが適切なのか。正コーチに依存したレッスンというのも徐々になくなるだろう。
それに伴って責任も当然大きくなる。今日のレッスンはヘッドコーチから内容を渡され、最初から最後まですべて自分一人で受け持つというものだった。途中までは上手くできたものの、うまくいかなかった部分があったのか校長コーチと突如代わられてしまった。僕は渡されたメニューをこなすだけでも精一杯にも関わらず、校長コーチに僕の後ろに付かれていろいろとアドバイスをされて結局は交代させれてしまったので、僕は思わずその場で涙してしまった。言われたメニューを頭に入れていたが緊張で忘れてしまい、何度もメモを見ていたり。本当に何もできずに交代させられてしまったことが辛かった。校長コーチからのアドバイスがいつもはありがたい気持ちで聞いているが今日は違った。 球出しをしている最中もたくさんのことを言われ、尚もメニューをこなすだけでも精一杯だったため「そんなこと簡単にできるわけねーだろ」と何度も思った。 全く心に余裕がなかった。すべてがほぼ初めてのことだったため気を配る余裕すら見当たらなかった。持っていたラケットをその場に叩きつけるほどの苦しみを感じた。生徒の前ではいつも笑顔を絶やさないというのがモットーでもあったが、まさか涙を見せることになろうとは想像もしていなかった。楽しいレッスンを本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
このレッスンの後、ヘッドコーチと校長コーチが入れ替わりで僕に話しに来た。ヘッドコーチの言った言葉、「この仕事はまずレッスンを行い、帰って来たらダメだしを貰いながらより良いレッスンを作っていかなければならない」この言葉はすごく印象に残った。僕もよくそれはわかっていた。ヘッドコーチから言われ、改めて確認できたのだ。「だからこそ一回、二回と言わず何度失敗してもマイナスに考えるな、よく考えてもいいけれど必ずプラスの方向の考えを持って考えを終えなさい。今近藤コーチに要求している内容は実はまだ時期が早い。だけど近藤コーチにはできると判断したから要求したんだ。」と。 これを聞いて僕はまた一人誰もいないところで泣いた。 同時に「次は絶対にやってやる。絶対に。こんなことで終わるオレじゃない。やってやるよ。うまくやってやる。かかってこい。」と強い思いが沸いた。この気持ちを忘れずにまた金曜の仕事まで考えて行きたい。
画像は仕事内容のメモです。