米Apple社会長のSteve Jobsが死去した。享年56歳。


世界は偉大なカリスマを一人失った。




自分が初めてAppleを体験したのは小学5年のころだったろうか。


もう30年以上前だ。




吉祥寺のLAOXの2階にコンピュータを扱っているコーナーがあった。


そこのコーナー長は、僕らに自由にコンピュータを使わせてくれた。


今思えば「こんな小さい子供も使えるのだから、難しくないですよ」という良いデモンストレーションに使われていたのだろうが、コンピュータが使えること自体非常に稀なことなのだから、それでもありがたいことだったと思う。




僕らが使っていたのはもっぱらNECのPC8001や日立のベーシックマスター・レベル3など。


BASICでゲームのプログラムを組んだり、雑誌に掲載されたゲームのプログラムを一生懸命打ち込んであそんでいた。私の友人の中にはマシン語でプログラムを組めるやつもいたので、それなりに遊べるゲームも作れるようになっていた。




しかし、そんな僕らでも手の出せないマシンがあった。あこがれのマシンと言ってもよい。


カラーでグラフィックの動く、白が虹色だったりするw、あのマシン「Apple II e」だ。


Apple II e はたまに高校生のお兄さんが使っているくらいだった。




そんな僕らが中学生になったとき。


ある日友人に誘われ、2時間近く自転車を走らせ新宿まで行った。


たしか、キヤノン販売のお店だったような気がする。


そこで見たのは、四角い箱型のマシン。そう「Macintosh」だ。


とはいえ、使い方がようわからんかったので、私はどちらかというと「コナン・ザ・グレート」のゲームをデモしていたデザインの良いパソコン「Apple II c」をいじってたけど。(苦笑)


ゲームの途中で「フロッピーディスクを裏返してドライブに入れろ」という英語が出てきたので、裏返したらダメだろ?と思いつつやってみたらデータが読み込まれたときには驚いたな。(あとで分かったことだけど、昔の2Dのフロッピーは裏表使えるのもあったみたい)




LC III が出たときは、本当に買おうか迷ったな。高かったから買わなかったけど。




iMacのボンダイブルーが出たときは、本当にセンセーショナルだったな。




キューブは勤めてる会社の部署で買ったよ。




銀色のデカい筐体が部署に来たときは、ワクワクしたな。






そんなことを、あれこれ思い出した。








ありがとう、Steve Jobs。 Appleを作ってくれて。


こんなにたくさんのワクワクをくれて。




家には、今でも「Apple II c」と「Macintosh Classic」があるよ。


内蔵電池がダメになって動かないと思うけど。


試しに「Apple II c」に電源入れてみようかな。


動いたら、「チョップリフター」とか「ロードランナー」とかやってみるよ。


今でも十分ワクワクすると思うよ。