会社終わったあと用があり。
それが終わってから、映画「監督失格」の最終回(21:25)に間に合いそうだったので、上映館である六本木ヒルズのTOHOシネマズに移動。
余裕で間に合い、観てきました。
「監督失格」パンフレット

asahi.comの映画・音楽・芸能のコラム「小原篤のアニマゲ丼」 でこの映画が紹介されており、昼休みにそのコラムを読んで、「これは見に行こう」と思い、その日のうちに行きました。


映画は、林由美香さんと平野勝之監督、そしてその周りの人達の話。

由美香さんの名前は有名なので知っていましたが、実は映像を見るのは初めてで。
映像で見る由美香さんは思っていたよりもかなりキュートな人でした。

内容は、過去の映像作品からの映像と、プライベート映像を織り交ぜた感じ。
由美香さんと平野監督の日常や、過去にAV等で出ている北海道礼文島までの自転車旅行の映像。
由美香さんとお母さんとの映像。
由美香さんが部屋で死んでいるのを見つけたときの玄関での映像。
生々しい会話。
「この臭いじゃもうダメだぁ。由美香よぉ~~~!!」
と叫ぶお母さんの声。
最後、この映画が完成するというところで、この映画を作ることにずっと躊躇していた自分の本当の気持ちが
「由美香と別れたくない」
というものだったことに気づき、号泣する平野監督。

正直、私はかなり胸にグッとくるものがありました。
それと、これだけ愛せる人に出会えた平野監督はある意味非常に幸せなのではないかと。

ただ、最後のエンドロールを見てて
「この映画は平野監督目線、言ってみれば完全に「男目線」で撮られているので自分はグッときたけど、はたして女性が見た場合どう思うのだろうか?」
と考えてましたが、場内が明るくなったとき近くにいた女性がハンカチで涙を拭いているのを見てそれが杞憂なことと思いました。


この映画、もう一度映画館に行って観たいです。


■asahi.com「小原篤のアニマゲ丼」:『痛みが痛みを呼びさます』
■『監督失格』オフィシャルサイト