
一口に健康診断と言っても検査内容は様々です。犬への負担が少なく、多くの情報を得られる血液検査や、尿・便検査は必須。
また血液検査ではガンが発見できないので、レントゲンや超音波も受けると安心です。
より精密に調べたいなら、CTやMRIを受けても良い。
ともあれ犬の年齢や病歴、健康状態や家庭の事情などによって内容は違ってくるので、まずはかかりつけの獣医師に相談しよう。
①体重・体温測定
まずは体重と体温の測定を行う。多くの動物病院では診察台が体重計になっているので、乗せれば体重が計れる。体温はお尻に体温計を入れて測定。
②採血
血液検査はストレスによる影響が出やすく、結果が出るまで時間がかかる。
首、前足、後ろ足などから採血するが、スタッフの人数や、その犬の性格によって採血する場所は変わる。
③尿・便の検査
尿や便は飼い主が採取して早めに持参する。
尿はオスは紙コップ、メスは魚用のトレーなどを使うと採りやすい。
尿は動物病院でカテーテルやエコーを見ながら針で採取することもできる。
便を動物病院で採る場合は、採便棒という先端に穴があいた棒を肛門に入れて採取する。
④触診
健康診断の要となるのが触診。体の隅々まで触り、しこりや内臓の腫れがないかどうか、
毛並みや皮膚の状態、肥満の度合いなどを入念にチェック。
気になる部分があれば、レントゲンや超音波で詳しくみていく。
目・耳・口の中
瞳の輝きや色、目ヤニ、耳垢や炎症の有無、歯や歯茎、舌の状態などを見る。
リンパ節
あごや耳を通っているリンパ節は、腫瘍や細菌感染、ウイルス感染などで腫れる場所。
背中の痛み
背骨を触ると痛い場合、脊椎症、ヘルニア、馬尾症候群、老齢性の脊椎病の疑いが。触っても反応がなければ問題なし。
関節や足首
足の関節を曲げ伸ばし。関節が痛いと関節炎の疑いが。
また足首の返しができなくなっている場合は神経に問題がある。
内臓の腫れ
肝臓や肺、腎臓などの内臓に腫れがないかを確認。
未去勢のオスなら前立腺肥大もわかる。
肛門周辺や陰部の異常もチェック。
肥満の度合い
指の腹で胴体を触り、太り具合をチェック。
腰骨が出ていて、ろっ骨がゴリゴリと触れない状態がちょうど良い。
⑤聴診
聴診器を心臓部分に当てて、心雑音と心調律のチェック。
同時に足の付け根の脈もとり、心臓のリズムと鼓動脈が同じかを確認。脈が乱れている場合は、心臓からキチンと血液が送られていないということになる。
⑥耳垢・眼底・眼圧・ドライアイ検査
耳は耳鏡を入れて、内部の様子をモニターで確認。耳垢が溜まっていれば掃除をする。
眼底検査では白内障や目の傷、目のガンなどの病気が分かる。
目盛りのついた用紙を目に入れ、涙の量を計ることで、ドライアイの検査ができる。
⑦レントゲン検査
骨や内臓など、体の中のものの形態や大きさを調べるレントゲン。レントゲン室に移動して、横向き、仰向けなど様々な向きから撮影をする。
触診で内臓の腫れや背中の痛みなどがあれば重点的に見ていく。
⑧超音波テスト
超音波をあてて心臓や腎臓、膀胱などの腹部臓器の動きや形、大きさ、壁の厚さ、腫瘍の有無などをチェックする。
膀胱は尿が溜まった状態でないときれいに見えないので、膀胱疾患の疑いがある場合は、日を改めて行うこともある。
病院スタッフが体を固定してから、機械で超音波をあててモニタリング。機械は空気に弱いため、腹部にゼリーを塗って密着度を高めてから当てる。
⑨心電図
腹部に電極のクリップをつけて心臓の動きをチェック。聴診やレントゲンなどで心臓の病気が疑われる時に行う。
体をキチンと固定した状態で行い、クリップは2ヶ所を中心に、犬の状況に応じて本数を変える。
超音波で心臓を見るならしなくても良いが、不整脈が発見されたりして多くの情報を得たい時には行うことも。
病気によっては外見からは判断できないものも数多くあります。
人間では肝臓や脾臓などは、深刻な病気に侵されていても末期になるまでその異常を自覚できないため、よく沈黙の臓器などと言われます。
このことは動物でも全く同じであり、どんな病気でも治療のためには早期発見が大事です。
まずは検査の内容や受ける頻度の目安など、愛犬に最適な健康診断の受け方を検討してみよう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
宜しければポチッとお願い致します。
にほんブログ村

人気ブログランキングへ




