どの年齢になっても、愛犬と飼い主さんが一緒にトレーニングをすることで、お互いの絆を深めることが出来ます。
たとえ愛犬が年をとっていたとしても、諦めるのではなく、出来る範囲で楽しくトレーニングをすることで、愛犬に生き甲斐を持たせ、若さを保つことにも繋がります。
◆スピン
以前に紹介した背骨のストレッチの方法を利用して、人の手の動きに合わせて、犬をくるりと回転させるトレーニングです。
手に持ったご褒美を犬の鼻先に出して誘導しながら、右回りに手を動かして犬を一周させる。
ご褒美を持った手に誘導されて、犬が右回りに一周したら、持っていたご褒美を与える。
次に誘導する側の指を一本出し、そのまま右回りに指を動かして犬を一周させる。
犬が指の動きに釣られて一周したら、誘導した方とは反対側の手から、ご褒美を与える。
""までが確実に出来るようになったら手の位置を上げていく。最後に「スピン」などの言葉をつける。
右回りをさせたら、必ず反対の左回りもさせるようにして、左右均等に練習する。
◆嗅覚トレーニング
目や耳の感覚に比べて、嗅覚は年をとっても衰えません。嗅覚を使ったトレーニングも脳に刺激を与えるのに効果的です。
タオルや植木鉢の中などに、おやつなどのご褒美を隠す。最初は隠すところを犬に見せながら行う。
犬が取り出しやすい場所にご褒美を隠して探させる。わからない時は教えてあげる。
探すことに慣れてきたら、タオルに結び目を作ってその中に隠すなど、少しずつ難しくしてみる。
においを嗅ぐという行為は、犬にとってはとても楽しいことです。隠したご褒美を探す遊びなら、年をとっていても出来ます。
まだ若い犬でも、トレーニングは年齢に関係なく行えます。犬も老化は避けては通れないことなので、若いうちから少しずつ準備しておくと安心ですね。
最後までお読み頂き、
ありがとうございました。