7月16日に1週間日本先行発売なんだね、プライマル・スクリームアルバム。やっぱ日本じゃ速攻シェアサイトにあげちゃうような奴がいないからかね。一番に思ったのがアルバムタイトル★ビューティフル・フューチャーってそのタイトルは絶妙に微妙…。
本気なんだかジョークなんだか、マニの平和ぼけな顔を拝んでると疑い深くもなってくる。でもとりあえず、関連やら最近の彼らの話を集めてみました。
これはPrimalのドラマーさんdarrin_mooneyのインタビュー
http://www.adver.co.uk/swindontourism/whatson/
ニューアルバムに関してはCSSのシンガー、Lovefoxxx(この話は既出ですね)そしてクイーンズオブザストーンエイジ、ジョッシュ・オムのアルバム(これもほとんどわかってたようなもんだけど、最後の仕上げでジョッシュのテイクが消されなくてよかったね。)参加の話もしてますよ。‘テーマって言ったら特にはないんだけど、もっとpoppyなアルバムになるんだ’そうで、まぁ無難なお話で終わってました。
この方はゲイリームーアとプライマルをかけもちしてる時もあったんですね。
‘時々ほんとに一晩でふたつのギグをやったこともあるんだぜ。ある時なんてフィンランドからオランダにジェットを飛ばしてくれた事もあったんだから。’ってハードな人生。
それでこっちはわりと最近のボビーのインタビュー・May 18, 2008付けです。だがなぜかこのタイミングだというのにアルバムの話ではなく、タイトルは‘私の人生のサウンドトラック’なのだ。ちょっと面白かった(けどほとんど誰なんだかよくわからんかった)ので参考程度に訳してます・意訳です。興味ある人は読んでみて。
http://music.guardian.co.uk/pop/story/0,,2279748,00.html
Never Mind the Bollocks, The Sex Pistols (1977)バンドをやる前
バンドをやろうと思ったきっかけはジョニーロットンだ。ロットンはワーキングクラスの中で知性的で自分の考えを持っていた…俺が感じてた事を彼は話してた。大人たちを見て彼らはみんな偽者だって考えたとしたら?ロットンは偽者の現実の映画スクリーンを破り捨てたのさ。大げさに聞こえるかもしれないけど、彼がさしだしたリアリティが俺には理解できた。彼の詩には怒りがある。最初に女王が目つぶしされてるセックスピストルズのポスターが剥ぎ取られるのを見たとき、思ったよ。’神様、誰かさんは俺と同じ様なことをやってるこいつらろくでなし達が大嫌いなんだ’って愕然としたね。
I Never Loved Her, The Starfires (1965)ジーザス&メリーチェインに参加したとき
1983にグラスゴーにいた彼らが、片面4曲入りのテープを送ってきたんだ。
‘Inside Me’, ‘Never Understand’, ‘In a Hole’ and ‘Upside Down’, all by the Jesus and Mary Chain.
俺ときたら、’どっからこんなもん来たんだよ、怪しいな’ って感じさ。テープには電話番号が書いてあって、それはベースプレイヤーのDouglas Hartのママの家だったのさ。ダグラスはその後他にも’I Never Loved Her’ の入ったテープを送ってくれて、俺はそれが気に入った。でもその時の俺のお気に入りバンドはChocolate Watchbandでそのバンドの音はローリングストーンズに核爆弾を加えたようだったから。俺はそんなガレージバンドのエネルギーを愛していたんだ。
Signed DC, Love (1966)プライマルスクリーム結成
俺達Loveに心を奪われてたんだ。Forever Changes はめっちゃエレガントなのにとてもダークで…多分LAって場所はいつだってひどいとこだし、リードシンガーのArthur Leeはそういったことを誰よりもはやく拾い上げたんだ。ジョニーロットンみたいにさ、彼には俺達が対面してる現実の先が読めたし、そういったことを詩として表現できたのさ。そこには俺が愛するArthur Leeの悪意があるし、’Signed DC’は彼のへヴィーな歌の1つだ。ある晩俺らはLAの Chateau Marmont(ホテルらしい)で彼と一緒にうろついたんだぜ。プールの周りで彼は俺に’Signed DC’のプレイを教えてくれたよ。1993年の話さ、彼が刑務所に行くより前だからな。
Bubble Gum, Kim Fowley (1968)始めてLAにいった時
Kim Fowleyが始めてのLAでのバックステージに遊びに来てくれて、 Runawaysのマネージメントのやり方だの、たった15歳のJoan Jettの内股への愛咬の残し方だの教えてくれたよ。彼はワイルドな天才で、アルバムOutrageousのこれは大好きな曲のひとつさ。そいつはワイルドで低俗なロックンロール、彼は少女に取り付かれてるし、もし彼がロックンロールを選んでなかったら、カルト宗教の代表者にでもなりかねないような奴なんだ。彼がドラッグをやってるとは思わない、彼のドラッグは若い女の子だから。彼はアウトサイダーなのさ。
Beans and Fatback, Link Wray (1973)マイヒーローに会ったとき
もし俺が自分の思い通りにギターがプレイできたら、そのスタイルはJohnny Thunders と Link Wrayの真ん中ってとこになるんだろうよ。二人のプレイは無謀でダーティーでセクシーなロックンロールだ。マニがプライマルに参加したときにロンドンでLinkのプレイを見たんだ。彼はヒット曲全てをプレイして、俺らは彼に群がったよ、だって彼のプレイで俺達の心は一撃だったからね。彼は飛び出しナイフで切りつけられるような音が彼のインストゥルメンタルで知られているけど、Beans and Fatbackなんてほとんど実験的って言えるんだ。最初の頃のレコードにはなかったけど、彼は歌ってもいるんだ。彼は1つしか肺がないけど、俺は彼の声が大好きだね。

