新年早々の話題は、わりと噂になっている自分と
他人との境界線(バウンダリー)の引き方について。
産まれた瞬間から、自分の全ての時間を使いながら
子育てをしている方は多いと思います
他人の一言に過敏に反応をして、「駄目」とか
「違う」ということを言われないように、皆と同じ
ことが出来るように……と神経を尖らせて、本当に
生命力を削るようにして子育てをしてきました。
特に我が家は一人っ子だったので、他人にダメ出し
をされる回数が多く、マイナス評価からのスタート
でかなり頑張らないと「兄弟がいる子」と同じ
レベルで見て貰えることがなくて、いつになれば
この子は皆と同じスタートラインに立てるのかと
思っていました
一人っ子故にわりとしっかりと息子の反応を見て
生活をしてました。あの頃の癖で、今でもお昼寝中の息子の寝息が静かだったら、きちんと息をして
いるのか確認してしまいます
手の平で息子の体温をほぼ正確に測れてしまうのも
どれだけ気を張って育児をしてきたのかの名残り
ですね。今では触れようとすると怒りますが(笑)
そんな息子に彼女が出来たことは私にとって
晴天の霹靂で、自分の今までの子育てや自分の
行動を1から見直すきっかけになりました
自分の全てを犠牲にして子育てをしてきたから
息子は私の気持ちを分かってくれる。反抗をしても
きっと最後は息子は私のことを理解してくれると
思ってました。でも子どもでも他人というか
1人の人間なんですね……。親だから言う事を
聞くではなく、親だから触れたら駄目な境界線が
あるということを知りました
彼女という異性と触れ合う喜びや楽しみや悲しみを
経験をして、日々変化をする我が子。娘なら色々と
話も出来た事も息子だから話せないもどかしさ。
母親だから踏み込むことが出来ない境界線が
本当にきつかったです
フルタイム勤務の仕事を辞めて、自分の子育てや
人生を振り返りながら、ずっと近くにいた息子から
物理的にも精神的にも距離を置くことにしました。
1度距離を置いたら、息子のいろんなことが見えて
きました。お互いに距離を置くようになってから
息子の反抗期が鎮火しました(苦笑)
今では息子との距離はバイトの大学生の子と同じ
くらいの感覚で接してます。言わない、聞かない
構わない。息子からアクションがあればそれには
きちんと応じる……という感じですね
一緒に住んでますが、感覚的には巣立った感じに
なってしまいました。16歳でしたが、あっという間
に息子は精神的に巣立って行きました
さて、そんな優等生真面目な息子を変化させて
くれた中学の同級生の彼女ですが、昨年の秋から
ほとんど会うこともなく、何となくですが別れた
みたいな感じがします(苦笑)
本当なら、色々と聞き出したい所ですが、息子から
何も言わない……ということは、今は触れて欲しく
ないということなので、そっとしておくことに
します。色んな気持ちの整理がついたら、いつか
話してくれることを信じることにします。
でも彼女のことを思い浮かべることがない、話題を
探すのも気を使って疲れます
思春期男子取り扱い難しいですね
今年は息子に振り回されることがないように
願う毎日です