大切な先生の大切なお母様が90歳の人生の幕を閉じられた。
大切なお母様に向けられた愛情深い先生の詩が届いた。
66歳の先生にとって、生まれた瞬間からずっと一緒に生をともにされたお母様を失う哀しみがそこに散りばめられている。
子どもが母親をなくすこと、とりわけ男の人が母親をなくすことは人生の最大の出来事と言ってもいいだろう。
どうして、世の中の男の人はこんなにママが大好きなのだろう。
大好き過ぎて憎んでいる人もいる。
ママと離れて、まったく正反対の女の子を見つけて暮らしても、いつしかママとの違いを数えている。
男の子はママの中に理想の女性を見て、幻滅することがあっても、いやいやママはそんなはずはない。と優しい錯覚で見逃してくれる。
女の子は現実のママをきちんと見てくれて、ああはなるまい、と思ってくれる。
私がいなくなっても、少し割増しで優しいママの思い出が残ってくれるかも。
でも、ママを見送りできた人は悲しまないで。
ママたちは子どもを産んだ時に子どもから受け取るものは全て受取り済みだから。産声を聞いて、抱き上げた瞬間に「何もいらない」って思える程の歓びを受取り済み。
その後のその子への最大の望みは「いつかママを見送ってね」ということ。
決して先に行ってはいけないのよ、という思い。
ただそれだけ。
だから、母親を見送りする時は「産んでくれてありがとう」「まだこちらで頑張るね、また会ってね」と言ってもらいたいのだ。
先生のお母様へ。
先生を産んでくださり、ありがとうございます。
先生はお母様のことが大好きで大好きで仕方ありません。少しお休みになって、また新たな時代にいらしてください。そして、また先生と出会ってください。
それまで先生をお守りください。
世の中の男の子が大好きなママと仲良く過ごせますように。
ママに「あなたが一番」と何回も何回も言ってもらえますように。
