
こういうシチュエーションで人間と犬の絆を描いた作品は、ありそうでなかったかもしれない。同じ戦場で戦った、ある意味戦友ともいえるふたりが、PTSDになやまされながらも、アラスカの大自然の中で退役後の静かな時を過ごす。
そんな時間も長くは続かず、突然のアクシデントから命をかけたサバイバルが始まる。
この作品で考えさせられるのは、やはり、犬と人間の理屈抜きの信頼や愛なのだろう。

主演のブラッド・ピッドは、映画、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドでも飼い犬のピットブルと名演をしていたが、本作でも本当のバディのような自然な演技で、お互いを信頼し、命がけで助け合う姿は、本当に美しく、涙なくして見ていられない。
ストーリーはシンプルだが、純粋に心をうたれた。(★★★★)
●ハート・オブ・ビースト
