
アリ・アスター監督の今回の作品は、コロナ禍に小さな町の選挙戦が舞台だ。
住民を守るコロナ対策は、住民を守る対策か、それとも自由を奪う悪法か?
そんな中、本当の正義とはなんなのか?一人の保安官が市長に立候補する。
人一倍正義感が強い保安官だが、家族の問題や、社会的な立場の問題から、その正義感が空回りし、動けば動くほど行動が裏目となり、徐々に窮地に追い込まれていく。
選挙戦はSNSが主戦場。慣れないライブ配信に加え、SNSでの投稿合戦がエスカレート。陰謀論や言論誘導によって、現行の立場でさえも脅かされる事態になっていく。
物語は淡々と進むが、後半、予想もつかない展開が待っている。
自由に情報を発信することができるSNSだが、発信者や発信方法によってはとても恐ろしい武器になることを実感する。人々はすでにこの制御不能な社会の中にいるのだ。
「エディントンへようこそ」は、SNS社会を風刺したエンターテインメントホラーだ。(★★★★)
