
映画「サブスタンス」。「老いの恐怖と若さへの執着、築き上げてきた名声を失うことの苦しみ」を描いたサイコホラー。と思っていたが、ところがどっこい、自分の分身を作るという奇抜なアイデアと、予想を超える展開が待っていた。
物語は、元トップ女優が、その年齢から降板を余儀なくされ、諦めきらない彼女は、再生医療に手を出すのだが、その再生医療がとんでもない代物。
溺れるものは藁をも掴むというが、まさにそんな感じだ。

この作品、ストーリーの奇抜さもさることながら、主演のデミ・ムーアとマーガレット・クアリーの演技が思った以上に激しい。とくにデミ・ムーアは62歳とは思えない体を張った演技で、彼女の並々ならぬ役者魂を感じずにはいられなかった。
後半は、かなりぶっ飛んだ演出でどうなるかと思ったが、きっちりエンディングに持っていくところは流石ハリウッド。(★★★★)