海沿いのレトロな映画館。主人公のヒラリーはこの映画館のマネージャーをしている中年女性。物語は影を感じる彼女を起点として展開する。

上司との関係、同僚との関係、そして家族・恋人との関係。
人はそれぞれが持つ社会性の中で生きている。
自分では変えることができない環境の中で、自分はどうすべきか、

人は誰しも、多かれ少なかれ、心の傷を負って生きている、その傷を癒してくれるのは人の優しさ。人は、人との関わりの中で生きてこそ、自分とは何かが見えてくる。

「映画は人生そのもの」、そんな製作者の思いが伝わってきました。

劇中で紹介される映画作品が懐かしかった。
とにかく映像が美しい、
こんな映画館があったら行ってみたい。(★★★☆)
●エンパイア・オブ・ライト公式サイト