22年前、子役だった満男少年は小説家として成功を納め、初恋の人、イズミは国連難民高等弁務官事務所の職員となり、ヨーローッパで活躍している。そんな二人が再開し、寅さんの思い出とともに、二人が前に進んで行く物語だ。

男はつらいよシリーズが始まって50年である。これだけ長く日本人に愛された映画は他にないだろう。
だからこそこの映画が成り立つ、同じキャストが同じ場所で昔と今を演じている映像が見られるなんてほかにない。
当然カットバックも自然だし、なにより作り手と観客が同じ気持ちになれるのが凄い。

正直、全作品を見たわけではないが、スキーや修学旅行などのバス旅行やTV放送で寅さんを自然に鑑賞している。
渥美清が演じてきた寅次郎の執着のない粋な生き方を見ていると、一人の人間として、家族、友人、恋人といった人との繋がりが、生きて行く上で、いかに大切かを感じずにはいられない。日本に寅さんがあって良かった。(★★★★)