映画「ドルフィン・マン」は、フリーダーバーの先駆者として活躍した、ジャック・マイヨールのドキュメンタリー。彼に関する書籍や映像集はいろいろ出ているが、彼の人生を綴ったドキュメンタリーは本作が初めてかもしれない。

彼はリュックベッソン監督の「グラン・ブルー」で取り上げられ、一躍有名な存在になったが、彼の人生は輝かしい記録とは裏腹に、悲しみと苦難を伴った波瀾万丈なものであった。

映画は多くの関係者や、フリーダイバーへのインタビューと、彼自身の記録映像や写真。そして、蒼い海とイルカ達の映像で構成される。

私は少年期に「すばらしい世界旅行〜知られざる世界」というTVドキュメンタリー番組でジャック・マイヨールを初めて知り、その10年後、グラン・ブルーで再び彼の存在を再認識する。映画グランブルーは私の人生観を変えた映画の一つとなり、今でも大切な一本として心にとどめている。

自由奔放であり、楽観主義者であった彼は、多くの人と係わり合い、多くの人の人生に影響を与える存在であった。そして彼が作り出した哲学や文化は彼らによって引き継がれている。(★★★☆)