この映画を観た方の多くは、この邦題に違和感を感じたのではないだろうか?このタイトルと映画の背景を考えると、ゴールドラッシュ時代の激しい西部劇を想像してしまう。しかし実際は、現代のとおり、「THE SISITERS BROTHERS」殺し屋シスターズ兄弟の物語である。ゴールドラッシュでの出来事は単なる時代背景であり、映画で語られるのは、兄弟の絆と殺し屋として生きる二人の苦しみと葛藤である。明日の命すら保証されず、生きるために人を殺す。自分たちはなんの為に生きているのか?そういった問いかけの物語なのだ。時代背景は19世紀半ばであるが、現代の我々の生活に重ね合わせてみると、人間の本質的な部分は変わっていないことに気づかされ、自分の人生に正直に向き合っていくことの大切さを教えてくれる。主演の二人の演技が良いです。特に兄役のジョン・C・ライリーの無骨な演技が印象に残りました。(★★★★)

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