ある青年達の実話を再現フィルム的な感覚で表現した作品。冗談にも近いひょんなおもいつきから、歴史的図書の盗難を企てる話である。ある意味、未知なるものに挑戦する青春像を描いているのではあるが、犯罪は犯罪である。決して許されるものではない。個々最近、SNSに、いいね欲しさにアップされるおふざけ動画。面白ければなんでもあり的な行動を助長するような感覚を持ってしまう。

劇中、実際の首謀者がインタビュー形式で解説するシーンがあるが、犯罪をおこしているにも関わらず、なにか特別に凄い事をしたヒーローのように美化されたように描かれている。現実として、巻き込まれた友人は共謀により、自分の人生を棒に振ることになる。彼らが引き起こす事件のシーンは、反面教師的であり、刺激的でドラマティックだが、私としては、物語的に共感することはできなかった。(★★)