同世代の彼女の人生を、こうやってドキュメンタリーとして見せられると、とても切ない気持ちになる。彼女は歌を歌いたいだけ、人に愛されたいだけの自分に素直な女性だった。映画は家族や関係者インタビューを踏まえながら、彼女の家庭環境や生い立ちから始まる。
ここ最近ミュージシャンのドキュメンタリー映画が多く作られているが、共通していえるのは、あることがきっかけて、有名になり、巨額の収入を得ることで本人がその急激な変化に対応で自分を見失ってしまったり、周りの対応の変化に対応できなくなってしまうといった状況だ。
彼女を支えるはずの家族や友人が嫉妬やお金によって彼女の追い詰める結果となってしまう。彼女は何も悪いことをしていないのに、どうしてこうなってしまうのか?やりきれない思いを感じた。


劇中に彼女の歌う記録映像色々紹介されるが、その中で最も心に響いたのは、第25回スーパーボールでの「星条旗」、国歌斉唱だ。かすかに記憶に残っていたが、改めて彼女の歌声を聞いて鳥肌がたった。
享年48歳、早すぎる。もっと彼女の歌を聴きたくなってCDを買ってしまった。(★★★☆)

◎ホイットニー 〜オールウェイズ・ラブ・ユー〜 公式サイト