麻薬使用でタイで捕まったボクサーが刑務所内のボクシングクラブでタイ式ボクシングを学び、自分の未来を切り開いていく。と簡単に話せる内容ではなかった。台詞は少なく、タイ語の字幕もない。何が起こっているのか、ただ展開を見守るだけの時間が続く。刑務所の環境は想像を絶する劣悪な状態、まさに地獄。あしたのジョーの少年院どころではない。人権などあるわけもなく、看守の対応も金次第。主人公のビリーは麻薬の禁断症状に苦しみ絶望的な状況から、ボクシングに希望をかけるが、その結末は?
このドラマの裏側には、希望のない最悪の環境をどう生き抜いていくかという問題提起と同時に、自分にどう向き合うかという哲学的な要素が含まれている。

クローズアップのシーンが多く、その場にいるような臨場感を感じる。(★★★☆)

 

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