11月9日に「華氏119」を見てきた。アメリカ大統領中間選挙の結果が出たあとだったが、トランプ氏がなぜ大統領になったのか?アメリカが抱える民主主義、資本主義の問題点を、例によってマイケルムーア監督のアポなし取材や記録映像で切り込んでいる。映画を見終わって思ったのが、こんな事で、こんな結果になってしまったのか?という落胆と、アメリカに真の民主主義が存在するのか?という疑問である。自由の国アメリカの裏側には、不平等と人種差別、偏見が根強く存在し、一部の権力をもった人間によって、正当化された権力至上主義がそこにあった。本作では、過去の映画や記録映像が効果的に使われており、このあたりが実にマイケルムーア監督らしい編集になっている。米中の貿易戦争が激しくなる中、世界情勢を読み解く一つの事実として、この映画を見る価値があるかもしれない。(★★★☆)