1987年韓国で起きたソウル大生拷問死事件を題材とした物語。物語の構図は国家権力と一般市民との闘いであるが、その裏には北朝鮮のスパイ疑惑、反共など、当時の時代背景がある。この映画を見る前の基礎知識として、1980年に韓国で起こった民主化運動「光州事件」を知っておくと良いかもしれない。
映画を見終わった時の感想としては、つい30年くらい前にこのような事が実際に行われていたという事実に対する驚きと、愛国心とは何か、国民の平和とは何なのか?という問題提起を突きつけられたような気がしている。
ドラマ性といった点でも秀逸で、恋愛や家族愛についても物語の中にしっかり意味のあるものとして落とし込まれているところが素晴らしかった。1987年のこの事実。あなたはどう捉えますか?(★★★★)
