夢を叶えるのに年齢制限があるのか?プロ棋士になるには奨励会に入り、26歳までに四段にならなければいけない。ある意味、人生設計を仕切り直すことができる現実的なルールであるように思えるが、本当に実力があるにもかかわらず、このルールのおかげで夢を叶えることができないなら、それは悲劇である。この映画はプロ棋士になる夢を前例を破り、35歳で叶えた実話である。最近、中学生プロ棋士の藤井聡太氏が話題になっているが、その裏では、このようなドラマが現実として、存在していたことを知り、改めてその奥深さと興味が高まった。
将棋は勝ち負けがはっきり残る言い訳はできない世界。全ては自分の責任であり、孤独な戦いを強いられる。
このドラマでもっとも心を打たれるのは、主人公の夢を応援する、家族やライバル、周りの人々の応援だ。時には厳しく、時には優しく主人公を見守り続ける。
熱意は人を惹きつけ、頑張っている人を応援したくなる。
そんな情としての暖かさを感じることができる人間ドラマであった。(★★★★)
