テニスは趣味で時々やっていたが、始めるきっかけになったのは、この二人のウィンブルドンでのこの戦いだったと思う。クールな印象のボルグに対し、感情をむき出しにするマッケーンローの講義のイメージは今でも憶えている。
そんな二人のウィンブルドンでの初対決を描いたのこの作品だ。
真実は見かけと違うというのがこの映画の感想である。クールで紳士に見えていたボルグがかなり熱い。キレているように見えるマッケーンローの集中力が半端ではない。1980年の決勝戦。後に伝説となった試合の追体験。その当時のかすかな記憶が蘇ってきた。この映画の見所は、5連覇がかかる大会。チャンピオンとしてのプレッシャーに苦悩するボルグと、天才と言われ勝ちにこだわるチャレンジャーマッケンローとの自分との戦。そして、彼らをとりまく人々との人間ドラマだ。コートでは誰でも一人きり、男と男の人生を賭けた戦いがそこにあった。(★★★☆)

 

◎ボルグ/マッケンロー公式サイト