夫が認知症、妻は末期ガンの夫婦が、オンボロのキャンピングカーでヘミングウェイの実家のあるキーウェストを目指すというロードムービー。長年連れ添ってきた二人の人生最後の旅路を描いている。このような設定だと、普通焦燥感漂う、寂しい映画になりそうだが、そこはハリウッド。最後まで前向きで、二人の生き方を肯定的に描いている。夫婦とはどのようなものか、人生とはどういうものか?二人の人生の振り返りを共有しながら、共に考える。そんな映画だ。たぶん若い世代にとっては、あまりピンとこないかもしれないが、50を過ぎた私にとっては、共感できる部分も多かった。

できる事なら子供の世話になりたくない。自分の最後は自分で決める。多くの人はそう思うのではないだろうか。しかし、現実はなかなかそうはいかない。
キャンピングカーで夫婦で最後の思い出の旅路に出る。こんな素敵な?とは必ずしも言えないが、人として、夫婦としてのエンディングの一つの形として共感できる物語だ。(★★★☆)

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