【映画】スリー・ビルボード

テーマ:

娘を殺された母親が出した3枚のビルボード広告が、このような展開になるとは思いもよらなかった。この映画には、やり場のない怒りがもたらす人間の業が描かれている。誰が悪いのか?登場人物それぞれが置かれている立場と状況を見ていると、人は同じ悩みを持っていることがわかる。それは自分と他人との間にどう折り合いをつけて関係性を保っていくかと言うことなのだろう。相手のことを理解するのは難しい。全ては自分の人生経験から推測するしかないのだ。
映画の前半は怒りの連鎖が怒り、嫌な人間関係しか見えてこないが、物語が進み、相手の事を考えざるを得ない状況になってくると、人間関係の本質が見えてくるような気がしてくる。
怒りとは人間にとってなんなのか?他人と折り合いをつけていくにはどうしたらよいのか?そんな事を深く考えさせられる作品であった。(★★★★)

◎スリー・ビルボード公式サイト