【映画】デトロイト

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映画「デトロイト」は1967年、アメリカで起こった暴動事件を題材とした、考えさせられることが多い作品だ。ベトナム戦争の最中のアメリカ、人種差別が残るこの時代暴動騒ぎが怒る中起こったひとつの小さな出来事が、まるで戦場のような痛ましい事件を引き起こすのだ。人権も何もない、一人の臆病者の白人警官が自身の過ちを正当化するだけのために、周りを巻き込み自体を最悪の方向に進めてしまう。
本作は事件のあとの裁判まで踏み込んでいるが、これがとても重要な意味をもっている。事件の現場に居合わせる黒人警備員(ジョン・ボイエガ)が中立的な意味でとても重要な役柄となる。人種差別のある陪審員制度のアメリカの裁判は正当なのか?
過去に起きた事実だが、湾岸戦争やOJシンプソン事件などの裁判などを見ていると、当時から人間のやっていることはまるで変わっていない。(★★★★)