名古屋シネマスコーレでポエトリーエンジェルを鑑賞した。荒削りながらも、オリジナル脚本の本作のような映画は、邦画界にとってとても重要な作品だと思う。

一次産業の跡継ぎ問題、ハンディキャップなど、高齢化も代など現代が抱える問題を「詩のボクシング」というステージを活用して見事に表現している。さらには、青春スポ根的な要素や恋愛的な要素もうまく取り込んでいる。
主演の二人、特に玉置役の岡山天音はデビュー当時の浜田岳を思い出させる。丸山役の武田玲奈のまっすぐな演技も好感度が高く、今後の活躍が楽しみだ。ロケ地の和歌山の海の風景も美しかった。(★★★☆)