第二次世界大戦中のアメリカが舞台の映画。アメリカにおいても愛国心の名の下に、敵国日本と戦うために、多くの若者が戦地へ向かった。

主人公の小さな8歳の少年ペッペー(リトル・ボーイ)は大好きなお父さんを戦争に取られてしまう。早く戦争が終わらせてお父さんを取り戻したい。そんなひたむきな思いから彼がとった行動が純粋で愛おしい。神父が彼に手渡したキリスト教の教えを説いたリストの中には街に戻ってきた日系人ハシモトに親切をの一文があった。なぜ敵国の人に親切にしなければいけないの?

彼は父を取り戻したい一心でハシモトと接触し、交流が始まる。


この作品で広島に投下された原子爆弾(リトル・ボーイ)が戦争を終わらせたといった意味合いの展開になっており、日本人としてはどうしも納得しきれない面もあるが、

ペッパー少年とハシモトの間に芽生えた友情の中に、戦争の無い世界を実現するための真理が隠されているのかもしれない。(★★★☆)