
映画「ルーム」は、17歳の時に誘拐され、7年間監禁された事件とその後を描いた作品である。納屋に監禁された彼女は、その間に犯人との間に子供を出産し、親子で監禁生活を続けることになる。
この異常な状況から二人は脱出を図り、成功するが、物語の本題はここからである。7年感の社会生活との隔絶、子供は外の世界を全く知らない。家族との人間関係、興味本位の社会の目、さまざまなストレスが親子を襲う。これからどうやって生きていけばいいのか?親子にとっての再生の物語が始まる。
子役のジェイコブ・トレンブレイの無邪気な演技がいいですね。それでいて芯がしっかりしている。今後の活躍が楽しみです。(★★★☆)
この映画を観た時、手塚治虫の「奇子」とイメージがだぶった。奇子の場合は事情が異なるが、物心つく前から社会と隔絶される点では同じかもしれない。奇子も実写映画化してほしい原作だ。