
歴史的史実を元に、壮絶な人間ドラマと作り出す。ロン・ハワード監督の十八番だ。今回のテーマは白鯨との戦い。名著「白鯨」の海難事故をドラマティックに描いている。
邦題は「白鯨との戦い」となっているが、原題は「IN THE HEART OF THE SEA」であり、白鯨との戦いが主題ではないので、ジョーズのようなクジラとの格闘をあまり期待しないほうがよい。
本題は海難事故。捕鯨に命をかけた男達の物語である。
19世紀初頭、この時代の捕鯨船は木造の帆船。この装備で遠洋で捕鯨をする事自体命がけだし、遭難したら最後、救助される確率はほとんど無い事は想像がつく。
そうは言っても、嵐と鯨との格闘シーンは映画の見所の一つ、ほとんどがCGであると思われるが、完成度はそこそこ高い。時々挿入されるディテールカットやクローズアップが効果的に使われていて、リアリティを感じさせる。(★★★☆)