
「はなちゃんのみそ汁」。愛にあふれた素晴らしい作品でした。病は突然やってきて人生を狂わせ、大切な者を奪っていく。そんな中にあって家族の愛や友情がどんなに大切な存在かをこの映画は教えてくれる。
主人公の千恵役を演じた広末涼子は映画「秘密」を思い起こさせる素晴らしい演技をしていたが、特によかったのは夫役を演じた滝藤賢一の洒落の効いた演技だ。お茶目な彼のキャラクターが本作品おカラーを決めていると言っても良いかもしれない。
主人公の千恵は、病気によって普通なら潰れてしまいそうな多くの困難な選択を迫られるが、前向きに生きることによって、周りに勇気をも与える。今の自分が何ができるのか?人として、母として、妻として、さらには、癌で苦しむ多くの人たちのために、精一杯自分の人生を生きる。そんな姿に感動した。
最後に小さなメッセージが送られるが、これによって救われ、感動に余韻を残す。(★★★☆)