時計仕掛けのオレンジをイメージさせる演出もさることながら、物語としては今年一番の面白さで、ハリウッドからリメイク件のオファーがあったというのもうなずける内容だ。話の筋としては、冴えないハッカーが、大学のサーバーに侵入し試験問題をハックするところから、ハッキング集団の仲間にスカウトされ、事件に巻き込まれていくといった内容。物語は警察での取り調べ室での自白という形で展開される。
サイバー攻撃と警察の対立構造、カリスマハッカーとの対決など、リアルと現実を行き来しながらクライマックスへの話が進む。中でも面白かったのが、トロイの木馬など、コンピュータウィルスを仕掛けたりするネット上でのバーチャルな世界を表現したイメージ映像だ。
何が本当なのかわからない、どんでん返しによるどんでん返し、見ている側も見事にだましてくれる。
若干出来過ぎのフィクションというイメージは残るが、日本でも年間250億件以上のサイバー攻撃が発生している現実を考えると、まんざらそうとも言えないかもしれない。
(★★★★)
◎ピエロがお前を嘲笑う