waltz
ストックホルムでワルツを」。ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの半生を描いた実話をもとにした映画。正直彼女の事は知らなかったが、モダンジャズ全盛の1960年代にヨーロッパで一世を風靡したシンガーである事は間違いない。この作品が全体を通して訴えかけてきたものは、彼女の生き様から伝わってくる自分らしく生きる事の大切さと、夢をかなえるための努力、出会いをチャンスに変えるバイタリティだ。多くの人は自分で限界を決めそれ以上先に進む事をやめてしまうが、彼女は自分に限界を作らなかった。自分勝手でまわりの人に迷惑をかけるが、自分の人生、その代償も自分で背負わなければならない。
電話交換士をしながら歌い続けていた彼女が、母国語でジャズを歌うというアイデアをきっかけに、ビル・エバンスの競演を果たす。母国語で歌うワルツ・フォー・デビー。ぐっときます。そして本当の自分を取り戻し、生きる証を手に入れる。ラストの演出、とってもお洒落でした。(★★★★☆)