
「LUCY」リュックベッソン監督のエッセンスタップリの映画。普通の女性がある事件をきっかけに、ヒロインになるといった展開はお約束通り、今回は脳科学を取り込んできた。「人間は脳を10%しか使っていないが、もし100%使えるようになったらどうなるのか?」若干強引な仮説だが、これによって完全無欠の未来型アクションシーンを作り出す理由付けとしている。アクションシーンはテンポがよく迫力があり、見ていて気持ちがよかったが、主演のスカーレットヨハンソンが少し健康的すぎてシリアスさがあまり感じられなかった。キック・アスのようなコミック的なアプローチならば良かったかもしれないが、そのあたりが少し中途半端だった。脳科学や進化を伝えるための映像が所々に挟み込まれていたが、これも蛇足。エンディングも釈然としなかった。(★★★)