「そこのみにて光輝く」。なんとも覚えにくいタイトルだ。今回、池脇千鶴が久々の主演という事で見に行く事にした。映画の内容は、心に深い傷を持ち立ち直れない男(綾野剛)と、不遇な境遇の中、もがき苦しみながらも現実を見て生きている女(池脇千鶴)を中心に繰り広げられるヒューマンドラマだ。函館のどこか物寂しい風景をバックに二人が出会い、難問に立ち向かいながら歩き始める。人は誰しも多かれ少なかれ、やりきれない思いを持ちながら生きている。そんな中でもなんとか自分を肯定して前進していくことの大切さをこの映画は示しているように思う。助演の菅田将暉がいい味をだしている。池脇千鶴の熱演は「ジョゼと虎と魚たち」を思い起こさせた。(★★★★)