
2014年アカデミー作品賞受賞作「それでも夜は明ける」見てきました。この作品、ブラッド・ピットがプロデュースした事で実現した事でも話題になっているが、確かに黒人奴隷制度を黒人の視点で描いた作品となると記憶がない。監督のスティーヴ・マックイーンはSHAMEなど、人間の弱さや人間愛などを描くのがとてもうまい。本作においても奴隷として扱われた黒人を主人公として描いているが、実のところ、黒人奴隷の非人道的な扱いを表すと同時に、奴隷制が行われた裏に見える白人の強欲的な弱さや、地位を脅かされる恐怖に対する弱さなどを強烈に訴えている。
主人公のソロモンは自由黒人であり、誘拐によって奴隷として売られてしまうのだが、ここで提起されるのが人間にとって「自由とはなにか?」という問いかけである。
劇中、ブラッド・ピッド演じるバスが「自由こそすべて」と話すがこの当時のアメリカで自由を得る事が最も生きる上で最も大切な事であり、それこそが希望であった事が示される。
奴隷制度。自由の国アメリカが犯した、恥ずべき行為が実話をもとに明かされる。
(★★★★)
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