
最低で最高の映画でした。こういう映画は園子温監督しか作れないだろう。とにかく映画を楽しんでいる。映画は何でもありの自由な世界、そこが映画の難しいし奥の深いところだ。
服役中の妻と、娘の主演映画を作る為に、ヤクザ同士の抗争を映画にするというとてつもない構想。とにかくはちゃめちゃだ。敵対するヤクザの組長に國村準と堤真一がキャスティングされているが、これがまたそれぞれいい味を出している。
地獄でなぜ悪いは監督の好きなシーンをごった煮にしたようなそんな映画だ。
血の海を滑るシーンはシャイニングを思い出させるし、後半の殴り込みのシーンキル・ビルやロボゲイシャを彷彿とさせる。その他にもヤクザ映画へのオマージュやブルースリーへのリスペクトなんかも入ってなんだかわからないが、シナリオがしっかりしているせいか、映画としてちゃんと形になっているところが凄い。
今年度のウラベスト決定です。(★)