
今年は一時期ローマブームになった。そのきっかけとなったのはこのテルマエ・ロマエという作品。古代ローマのテルマエ(公衆浴場)建築技師が排水溝から現代日本の浴場にタイムスリップ。ここで見たものをローマに持ち帰り、新しいテルマエを次々と作っていくという話。
かなり奇抜な設定だが、日本のお風呂文化と古代ローマのお風呂文化の違いや扱われ方などの比較など、文化的にとても興味深い内容になっている。
そして、阿部寛をはじめとする濃い顔のキャスティング。これはその設定だけで笑ってしまう。
ストーリー展開も良く出来ていて、実際の史実を絡めている。また、古代ローマでの社交場として、精気を養う憩いの場としてのテルマエの存在価値をリアルに感じる事ができた。
原作はヤマザキマリの同名漫画。手塚治虫文化賞も受賞している。
今月発売された雑誌PENではギリシャ・ローマ文化が特集されており、彼女はローマ・ギリシャ評論家としてその編集にも携わっているようだ。(★★★★)
Pen (ペン) 2013年 1/15号 [雑誌]/阪急コミュニケーションズ

¥650
Amazon.co.jp