ティム・バートン監督の作品は少し苦手だが、このフランケンウィニーはとても気に入った。この作品の制作にはアニメーション制作には、CGを使わず、一コマずつのコマ撮りにこだわったというが、動きが実に滑らかでアニメーションとしてかなりレベルが高い。そしてモノクロで仕上げ。これによって作品のコミカルなダークファンタジーとしてのイメージがしっかり作り上げられている。
物語は、事故で愛犬を亡くした少年が、電気刺激で死んだカエルの足が動くのをみて、愛犬スパーキーを雷の電気を使って蘇らせ、そこから街を巻き込んだ大騒動になっていくという話。
注目してみてほしいのが、登場するキャラクターの完成度の高さだ。見ただけでその正確がうかがい知れる表情や体型。そんなキャラクターが期待通りの行動を起こすと、どんどん楽しくなってくる。
一件絵本のような作品だが、実は愛や友情やコミュニティをテーマにした社会的な作品なのだ。(★★★★)