$芸術に恋して★Blog★-思秋期人は年を重ねるにつれて、だんだん臆病になる。多くの経験を重ね、人として一通りの人生を歩んできた。そんな中での不安と、絶望、どうする事もできない孤独感が襲い、思うように行かない自分に腹が立ってしまうのだ。それとは反対に、本当の自分の気持ちを押し殺し、神や哲学に頼る事で自分の人生を正統化してなんとか日々をつなぐといった人もいるだろう。

ジョセフは失業中の男やもめ、ハンナもまた女性としての人生を狂わされた人生を送っている。そんな二人があるとき出会い。人生の歯車が動き始める。
映画ではかなりショッキングなドラマとして描かれているが、多かれ少なかれ、多くの人はこのような不安と孤独、どうする事もできない無常に苛まれているのではないかと思う。

しかし、人生はまだ終わっていない。前を向いて歩いていけばいつだって希望はあるのだ。
厳しい現実の中にも、そんな光を感じさせてくれる作品であった。(★★★★)

◎思秋期