
自殺志願の売れない役者と殺し屋が、銭湯での事故で遭遇し、人生が入れ替わる。殺し屋は頭を打ち記憶喪失。婚活中の女性編集者がそれに絡んで物語は予想外の展開となる。
全てのキャストやシーンにムダが無く、複雑な展開なのに、とてもわかりやすい。脚本も良く練られていて、役者の個性をそれぞれうまく引き出している。
香川照之はクールで几帳面な殺し屋をそつなく演じ、堺雅人は売れない駄目役者をコミカルに演じている。広末涼子は婚活中の編集長役でいい味をだしていた。また、やくざ役の荒川良々も独特のオーラで会場をわかせていた。
恋愛あり、笑いありのサスペンスコメディといった作品であるが、全体を通して、人の人生について考えさせられるところがこの映画の深いところであろう。人は辛い経験を乗り越えながら成長し、人生を歩んでいく。人生のとって金とはどんなものか、恋愛とはなにかなど、生きる事の意味までも考えさせられるのだ。(★★★★)
◎鍵泥棒のメソッド公式ページ