
アウンサン・スーチーが、自宅の門で民衆に向かって民主化の演説をする映像はミャンマーのことをあまりよく知らない私にとっても衝撃的ね報道映像として印象に残っている。
そして、この映画をみるまで彼女の運命がこれほどまでに過酷であったことも知らなかった。
映画アウンサン・スーチーは革命家の父を持つスーチーの家族愛と夫婦愛の映画であった。
女性を主人公にした映画はアンジェラが最後だと語っていた?リュックベッソンがアウンサン・スーチーを撮ってみたいと思った理由は映画をみればよくわかる。それは、彼女が民衆のために戦う女性であり、ある意味国を動かしたヒロインであるからだ。
しかし、物語の焦点は軍事政権に対抗する指導者という一面以上に、軟禁により引き裂かれた家族と、彼女を支える夫との夫婦愛の物語であり、亡き父への畏敬なのである。
この国を救えるのは自分しかいない。かつて父が果たすべくした民主化を成し遂げるという強い信念はいつしか揺るぎないものになっていく。本人不在のノーベル平和賞の授賞式のその重さをこの映画で再認識した。(★★★★)
For the Lady/Rhino / Wea

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