
映画『幸せへのキセキ』は妻に先立たれた夫が悲しみの中から、オーナーの死で閉園した動物園を再生させることを通じて、家族の絆や自身の人生の輝きを取り戻すまでを描いた実話をもとにした作品だ。
不動産物件に動物園が付いてくるという事自体、なかなか想像がつかない話であるが、全くの素人が、生活を変えるという理由でこれを買ってしまうという事は通常では考えられない。
彼にこの決断をさせたものは、自らの人生を前向きに考える勇気であり、家族と亡き妻への愛である。とはいえ、現実はそう簡単なものではなく、多くの試練が待っている。
息子との衝突、なれない仕事との格闘、そして資金難。そんな苦難を一つ一つ乗り越えて行く。
劇中、『20秒の勇気』という言葉が出てくる。これは自分の人生を前向きに生きるためのメッセージであり、この作品のテーマとなる。人生は熱い思いと、ほんのちょっとの勇気があればなんとかなる。そのちょっとの勇気が人生を変えるのだ。
この作品でもう一つ大切なものに、動物園を必要としているコミュニティの存在である。いくら動物園を最開園したところで、入場者がこなければ意味がない。
家族という社会と会社という社会、そして地域コミュニティという社会。これらの結びつきの大切さもしっかりこの映画は教えてくれる。(★★★☆)
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