「行ってよかった美術館&博物館ランキング2011」で堂々の第一位を獲得したのが、この大塚国際美術館。少し前にバイオリニストの川井郁子さんがこの美術館を紹介するテレビ番組をやっていてこの美術館を知った。今回せっかく徳島を訪れたので、是非行ってみようと思った。「世界の名画1000店以上」これだけ聞いてもいかに規模の大きな美術館かがわかる、ただし展示されている絵画はもちろん本物ではなく、陶板に転写印刷された実物大の陶板名画なのである。
実際これだけのボリュームを見るのに約2時間30分かかったが、それなりの満足感は得られた。
特に、環境展示とよばれる教会内部や墓の内部に描かれた環境をそのまま再現した展示には圧倒された。

中でもミケランジェロのシスティーナ礼拝堂やスクロベーニ礼拝堂はすばらしかった。
また、比較展示で修復前と修復後を対面で展示してあった、ダヴィンチの最後の晩餐などは、とても興味深かった。それから迫力を感じたのは、ダヴィッドのナポレオンの戴冠式とピカソのゲルニカだ。これらはいままで本のさし絵でしか見た事がなかった作品だが、これを実物大で見ることの価値はやっぱり大きい。
転写であるため、若干色目が違うなあと思ったり、ねむい感じがする作品もあったが、全体的な印刷クオリティは高く、世界の名画を一気に見られるという点で体験的な価値は多いにあるだろう。
また、本物ではないため、美術館内には監視員はおらず、写真も撮り放題という点が普通の美術館と大きく異なるところだ。
このような事を考えると、この大原国際美術館は美術館というよりむしろ「世界名画を楽しむテーマパーク」と言った方がよいだろう。
入場料3,000円は少し高い気もするが、一度は行ってみる価値はある。