小豆島に来た一番の目的はこの二十四の瞳映画村を訪れることだった。まずは、岬の分教所を見学、ここは木下恵介監督が高峰秀子主演でロケを行った校舎である。(ちなみに今年は木下恵介生誕100年)木造の校舎はかなり老朽化しており、当時(昭和二十九年)の面影とその年月を感じさせる。四角い木枠の窓を眺めていると、今にも大石先生が顔を出しそうな、そんな感じだった。
教室に入った。その瞬間、映画の中で初めて出席をとったあの生徒との出会いのシーンを思い起こした。まさしくここだ。ここで、大石先生と生徒が初めてであったのだ。そんな気分にしばらく浸ったあと、ボンネットバスに乗って映画村に移動した。

映画村では、田中裕子が主演した作品のセットがある。海外沿いに建つ校舎は潮風を受けなんとも言いようのない雰囲気を醸し出していた。中では、地元のボランティアのおばちゃんが二十四の瞳の紙芝居をやっていた。なかなか気持ちが入っていてなんだか少し感動した。

映画村の中央には菜の花畑に囲まれた二十四の瞳の銅像があった。もうすぐ5月ということもあって、鯉のぼりも潮風にゆられていた。
その他、映画村に内部には、松竹座という映画館があり映画を上映している他、壷井栄の記念館や映画村らしく、小豆島がロケ地になった「八日目の蝉」などの資料が展示してあるシネマ館などもあり、思った以上施設を満喫する事ができた。
愛と平和を願った二十四の瞳、あらためてその大切さを感じ、心が少し熱くなった。

二十四の瞳 デジタルリマスター2007 [DVD]/高峰秀子,月丘夢路,小林トシ子

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